1歳間近の愛犬が乳歯を抜くため日帰り入院!デンタルケア考察
抜けていなかった乳歯
1歳間近の4月上旬、狂犬病の予防接種に行った際に、乳歯が1本抜けていないことが判明。
一般的に犬の歯は、生後半年ほどで永久歯に生え替わると言われています。
7か月の検診の時(4か月前)に、乳歯があと2本残っていると言われておりました。

検診後に、床に転がっていた乳歯を1本見つけましたが、そういえば、もう1本は見ていませんでした。どこかで抜け落ちて、すべて生え変わっているんだろうと思い、あまり気にしていませんでした。

乳歯が生えたままでは問題があるのか?
と先生に伺ったところ、
- 自然に抜けることはない
- 歯並びに影響する
- 乳歯にすでに歯石がついている
- 汚れが付きやすくなる
とのことで、抜歯決定。
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手術は日帰り。全身麻酔。費用は1万5千円くらいみておくこと。
予防接種から5日間あけた日に、抜歯手術の予約をしました。
手術当日

手術当日、不安げなニコちゃんと、ちょっとてんぱり気味な飼い主をよそに、
先生は「お預かりしま~す⤴」みたいな軽めの感じでした。

この際だから、歯石があったらきれいに取ってもらった方が良い???
と思いましたが、
あまり小さいうちから超音波スケーラーを使った歯石除去施術を行うと、
施術後は、歯石が付きやすくなってしまうとの理由で、
おすすめできないとのことでした。
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超音波スケーラーで歯石を取り除く施術は、小型犬で2万2千円~。
それに全身麻酔の値段もプラスされるので、1回で3万以上かかることになります。

日ごろのケアの大事さを痛感です。
手術後
お迎えは5時間後。

全身麻酔から、いつ目覚めたかは聞いていませんが、お迎えに行ったときには、もうケロッとしていました。
お食事も普通にして良いとのことでしたが、やはり、当日夜は、多少の痛みもあったのでしょう。
夜ご飯は少し残していました。
デンタルケア
飼育スターターセットに入っていたのは、はみがきシート。
さぼるつもりはなかったのですが、指に巻き付けてマッサージするやり方で、歯垢がとれている確信がなく、
はみがきガム「グリニーズ プラス」とおもちゃのデンタルケアボーンに頼りきっていました。
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この手術を機に、ブラシをつかった歯みがきに、慣れさせていきたいと思います。
犬用歯ブラシもペットショップのデンタルケアコーナーに各種売ってありますが、ありすぎて、どれを選んでよいのか分からない。
ヘッドが小さくて、毛の柔らかい子供用の歯ブラシも代用可能とのこと。
そこからチャレンジしてみます。

犬の歯みがき注意点
・基本は毎日・・・犬の歯についた歯垢は、3日~5日で歯石化!
犬の口腔内は、アルカリ性が強いため、虫歯菌は繁殖しにくいそう。
しかし、人間と違い、歯垢が歯石化するスピードが速いんです。(人間は20日くらい)
歯石化した歯の表面は凸凹で、より歯垢が付きやすい環境となります。
永久歯を守るためには、1週間に最低3回は、はみがきケアが必要となります。。
ドッグフードで歯垢ケア
ウエットタイプ 〉ドライフード 〉特別設計の粒形状や歯みがき成分の配合されたドライフード
ドライフードは、かみ砕く際に、歯垢を落とす効果も期待されます。
ウエットタイプのものより、歯垢が付きにくいと言われています。
さらに、デンタルケアに特化して、特別な粒の形状と成分が配合されたフードもあります。
歯みがきを、何が何でも嫌がって、させてくれないワンちゃんには、このようなものをチョイスする必要があるでしょう。
まとめ
実は、小学2年生になったムスコくんも、乳歯がまだ2本しか抜けておらず、経過観察中。
犬も人間も、お口のケアは大切。
歯周病は、口臭や歯周病だけにとどまらず、鼻炎、呼吸器感染症、心臓病や腎臓病の引き金になるとも。
毎日ケアは、飼い主の義務と肝に銘じます。